株式会社 まるは茶業

まるは茶業グループ DX推進基本ビジョン2022

茶業界はまさに100年に一度の大転換期。今まで当たり前だったものが当たり前ではなくなっている。この大変革期に変化に順応できないものは淘汰される。
まるは茶業グループはめまぐるしい環境変化に対応し、産業を革新すべく、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を強化してまいります。

基本ビジョン
・スマート農業の実践による高収益化
・スマートファクトリー
・エコシステム構築によるプラットフォーム提供
・データドリブン経営の推進
・独自性の強いコア業務へ集中しやすい環境作り

推進シナリオ

DX推進基本ビジョン2022を実現するために、以下のフェーズに分けて取り組んでまいります。
フェーズ.0, フェーズ.1, フェーズ.2, フェーズ.3の4段階の指標で達成状況を把握しており、現在はフェーズ.1です。

フェーズ1:データ収集の自動化(環境センサー設置等)、記録帳票類のデジタル化、業務フローの整理整頓及び自動化

フェーズ2:データの活用、バックオフィスの効率化、システムの連動化、ワークスタイルの変革

フェーズ3:エコシステム構築によるプラットフォーム提供、Eコマースサイトの稼働、DX人材の育成・標準化

DX推進シナリオ

DX推進シナリオについて:
フェーズ.0にて最新の情報処理技術を活用するための環境整備を行った。

【調査】
環境センサー、ドローンでの画像センシングを用いた栽培手法の調査

【導入】
WEBカメラによる遠隔監視。データロガーによる、温湿度管理で品質の安定化。

【クラウド型グループウェアの導入】
Google クラウド型グループウェアの利用を開始。

Chatwork 業務連絡とタスク機能を使ったチェックの道具として利用し、時場所問わず、業務の連携をスムーズにする。

Filemaker データベースを自社開発することで、小回りの効くシステムを運用。サーバーはAWSを利用。

【ipadを全社員に配布】
上記のソフトウェア運用をスムーズにするために全社員にipadを配布。

各フェーズにおいて、産業を革新し、新たな価値で人々の暮らしを変化させていきます。

推進体制

社長直轄のDXプロジェクトチームを新設し、デジタル人材育成・IT導入促進・ITツールの活用をサポートすることでグループ全体でDX推進に取り組んでまいります。

スマート農業分野において、伊勢茶スマート栽培推進協議会と連携

基本ルール

スマート農業を実践するためのデータ収集ツール(環境センサー、定点カメラ等)の設置
DXを実現するプラットフォームの整備
ノウハウの蓄積
ERPシステム集約・共有化
社員がコア業務に集中出来るように、デジタイゼーション、BPOとRPAの活用
BIツールを活用したデータドリブン経営の推進
全社員へのITツール(タブレット・PC)の配布 ※2017年完了済

KPI

・定点カメラ・環境センサーの設置及びデータ収集
品質・収量・散水量・防除回数・施肥量・防霜ファンのエネルギー効率等、ベストプラクティスから様々なKPIを設定し管理している。

・2022年夏に稼働する新施設におけるKPIは稼働後に設定する。

・2023年中にEコマースサイトを稼働する

毎年4月に開催している「経営計画発表会」において社内外に対し、経営計画書及び財務指標の報告を行い、そこで戦略の達成度を図る指標に基づき成果についての評価を開示している。

バックオフィス業務の時間短縮
2021年度→2023年度 ▲50%

2022月2月9日付けで当社は「SECURITY ACTION」の★★二つ星を宣言しました。